アメリカで卵巣がん/卵管がんと向き合う

マサチューセッツ州西部での卵巣がん/卵管がんとの闘病生活を綴る

遺伝子検査

2021年 11月15日


全摘出手術の後、手術を受けた病院で癌の種類とステージを調べる生検組織診断を受けて、
その後、主治医の強い勧めで、ボストンにある大きながん専門の病院でセカンドオピニオンを受けた。


結果は、手術を受けた病院から出された診断も、奨励される治療方法も同じで安心。


そしてセカンドオピニオンを受けたドクターから、


  • 必ず遺伝子検査を受ける事
  • 遺伝子検査で陰性と出た場合、腫瘍自体の検査(HDR検査)も受ける事
  • フロントラインの治療が終わった後、PARP Inhibitor(阻害薬)を考慮すること

という指示を受けた。

指示通り、遺伝子検査を主治医にリクエスト。これは簡単な血液検査で済むのだけど、どうやら費用が滅茶苦茶高いらしい😣 (保険会社に承認を貰う手続きをして、自己負担は無しで済んだ)。

この遺伝子検査でもし陽性であれば、遺伝で卵巣/卵管がんが発生した可能性が高くなるので、娘や日本にいる妹、姪っ子にも連絡して、それぞれに同じように遺伝子検査を受けてもらうことになる。
そして陽性の種類によっては乳がんの可能性も出てくる…。

結果が出るまで不安な1か月。

陰性🎉🎉🎉

ほっと一安心、で、次は腫瘍をラボに送って、腫瘍の検査(HDR検査)をしてもらう (これもまた保険会社に申請して承認要)。

こっちも検査結果が出るまで1か月弱。またもやドキドキ。

こっちは 陽性 😥

ナースプラクティショナーによると、これは良いことなのだとか…😑
HDR検査が陽性であれば、初回化学療法(フロントライン)後の維持療法として色んな選択肢があるし、保険でもカバーされる、と。

私の癌は初回の生検でステージ2Bとはされているので、本当ならフロントライン後に維持治療は必要ないはずなのだけど、ボストンのセカンドオピニオンを受けた病院で再度生検が行われて、大網に疑わしい細胞が見つかったらしく、そこではステージ3になると言われてる。それとHDR検査が陽性だった事を考慮して、主治医に維持療法としてPARP阻害薬のリムパーザを強く勧められた😭😭😭

PARP阻害薬も抗がん剤同様、骨髄抑制があるので、副作用としてまた白血球、赤血球、ヘモグロビンなどに影響が出る…。
フロントラインの治療が終わってやっと元気になってきたのに…。
PARP阻害薬は経口抗がん剤で、2年間毎日服用となる。人によって副作用が全然違うようで、人によってはほとんど無い人もいるとか。でも酷い人は、吐き気や倦怠感が主らしい。

最終的に決めるのは自分。どうしても嫌なら拒否することも出来る。でも拒否してすぐに癌が転移して再発したら、きっと物凄く後悔するだろう…。それを考えると、やっぱり嫌だとは言ってられないよな…。
下手に選択肢があるだけに迷ってしまうけど、頑張って治療を続けよう。どうしても副作用が辛ければ、それからまた考えよう。

リムパーザを始めるまであと11日。それまで少し楽しいことをしておこう!
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