アメリカで卵巣がん/卵管がんと向き合う

マサチューセッツ州西部での卵巣がん/卵管がんとの闘病生活を綴る

卵管がんの診断まで③

2021年 5月12日


救急であっさりと「癌でしょう」と伝えられてから5日後、圧倒的な速さで専門医に会うことが出来た。
専門医は周りに評判を聞いて自分で選んで、幸運にも保険のネットワークに入ってる女医さん。事情を説明して、救急から直接検査結果を送ってもらうとすぐに予約を入れてくれたのだ👍


ドクターのオフィスが入ってる建物に入ると、コロナの為、付き添い(夫)はオフィスには入れませんと言われる。救急は大丈夫だったのに…。
仕方が無いので、取りあえず私だけオフィスに行って、難しい英語の医療用語がわからないからと交渉してみた(←嘘っぽいけど、かなり強めのアクセントをつけて😬)。


最初は通訳を呼ぶから、と断られたけど、とても不安で、見ず知らずの通訳の人とは上手くコミュニケーションが取れない、等の駄々をこねてみた所、ドクターに聞いてみる、と言ってくれて、結局OKが貰えた。さすがアメリカ、言ってみるもんだ。


女医、Dr.M の最初の印象は、結構冷たくて、事務的、だった。診察の後、オフィスでデスクを挟んで話していた時、まずは救急で撮ったCTスキャンを見せてくれて、大きくなった卵巣がかなり子宮を圧迫してて、横にずれているのを教えてくれた。
ここで私の癌はオフィシャルになった😢🥶 ただ、この時点ではCTスキャンからのみの診断で、「卵巣がん」という診断だった。のちの細胞検査で「卵管がん」と分かる。


その後、詳しく癌の説明をしてくれた時、患者に分かり易い様に、ドクターからは逆さまにスラスラと話してる内容を紙に書いたのには驚いた。かなり手慣れた感じで、同じような内容をもう何百回と書いてるんだろうなぁ、と、とても機械的な印象を受けた。


手術が開腹手術になる事、開けて見て、大腸にも癌細胞が付着していた場合、大腸の一部、または必要な部分を切って、人工肛門になる事もある事、等などに承諾するサインをした。
人工肛門の可能性の話が出た時点で、一気に頭がパニックモードになって、急に涙が出てきた。その後の話はあまり耳に入らなかった。夫が一緒に居てくれて本当に良かった。


予め、大腸に癌の付着があるかどうかの可能性を前もって知るために、大腸検査が必要ということで、急遽、2日後にColonoscopy(大腸カメラ)をすることになった。
2日後は娘の大学の卒業式。そのこと伝えると、どうにか別の日に予約を入れてくれようとするドクターに、初めて少し人間味を感じた。


結局、かなり急なため、他の日にすることは出来ず、2日後にEndoscopy(胃カメラ)とColonoscopyを同時にする事になった。申し訳ないが、娘の大学の卒業式には夫に一人で行ってもらうことになる。娘にも申し訳ないけど、せめて夫が参加出来るのが有難い。

×

非ログインユーザーとして返信する