アメリカで卵巣がん/卵管がんと向き合う

マサチューセッツ州西部での卵巣がん/卵管がんとの闘病生活を綴る

抗がん剤投薬1回目 ~Day1~

2021年 6月25日(金)


朝起きてもポートがかなり痛い。取り敢えず頑張って、9時の1回目の投薬の予約に向かう。


夫は受け付けまでしか入れないので、受け付けでバイバイ👋


まずは受付で身元確認。誕生日と名前を言って、手首用のバンドを着けて貰う。
暫く待つと、今日の指定の部屋と椅子の番号を伝えられる。
受付の部屋を出て、指定の部屋を探して建物の中を移動。


部屋に入ると、よくある救急室のように、ナースステーションを中心に、カーテンで仕切れる椅子が扇状に並んでる。ちょっと殺風景な感じ。
指定の番号の椅子に行くと、担当の看護婦さんが口早に自己紹介とまずは簡単な説明をしてくれた。取り敢えずはトイレ。朝から大目に水分を摂ってるので、トイレがかなり近い。指定席がもっとトイレに近いと便利なのになぁ(←贅沢な)。


トイレを済ませて、荷物を置いて、椅子に座って待ってると、まずは今日の担当の看護婦さん、ローラが来て、今日のこれからの手順を説明をしてくれた。


最初にポートにアクセスして、血液検査用の採血をする
血液検査の結果が出るまで20分くらい待つ
結果がOKなら、最初に吐き気止め(2種類)、抗アレルギー剤、ステロイドを点滴から入れる
パクリタキセル(paclitaxel (Taxol))を投薬(3時間)
カルボプラチン(carboplatin)を投薬(30分)
終了


若いアシスタントの子が検温、血圧測定の後、暖かい毛布を持ってきてくれて、いざ開始。


途端にトラブル💦
ローラがポートにアクセスしようとする、が、フラッシュ出来ないと❗❓ 
どうも昨日手術の際に入れられた針がちゃんと入っていないらしく、抜かないといけないというではないか😱😱😱😱😱
肌から振動が伝わるだけでも痛いのに、この針を抜いて、新しいのを入れるなんて考えられない‼︎ 痛い‼︎ とパニックになってるうちに、有無を言わさず、ぐりっと針を抜かれた🥶😨


痛みのショックで静かになってる所に、すぐさま新しい針を入れようとするローラ。
涙ながらに待ったをかけた✋ とてもじゃ無いけど、針を入れる痛さに耐えられそうに無い。取り敢えず待ってくれ、と頼んで、暫く1人にして貰う。


10分ほどすると少し痛みも引いてきて、気持ちも落ち着いてきた。今日はここで辞めて、来週出直しは出来ないだろうか、なども考えたが、現実的にそうは行かない。かと言って、こんなに痛いのに、麻痺クリームも無しに針を入れるなんて考えただけでも恐ろしい。


選択肢は2つ。ポートに針を入れて使うか、腕に針を入れて投薬をするか。


時間が押していて、ちょっとイライラ気味のローラに、取り敢えず血液検査は腕からやっても良いので、その前にポートに麻痺クリームを塗って待ってくれ、と訴えた所、なんとか承知してくれた。血液検査のみなら腕からでも大丈夫。
が、ローラの上司によると、新しい傷口に麻痺クリームを塗る事は出来ない、と…。
仕方が無いので、少し患部を冷やして感覚を麻痺させてから針を入れよう、と言う事になった。ローラは最初は30分程冷やして、と言ってたのに、なんと10分もしないうちに新しい針を入れに来た😫
ローラに、針を入れるのに要する時間はどれ位か、どの位の大きさの針なのか、どれ位の割合の人が麻痺クリーム無しで針を入れるのか、など散々質問をした。
ローラはそれらの質問に嫌な顔せず全部答えてくれた。少し安心。そして実際に針を入れるの、確かに痛かったけど、正味5秒位の痛みだったので、案外耐えられた(←大騒ぎしたくせに)。
針を入れるのが終わって安堵してる間に、ローラは手早くフラッシュして採血まで済ませていた。針はちゃんと入っていなかったけど、ポート自体はちゃんと入ってるよう。
一旦入ってしまったら後は多少の不快感と痛みはあるが、最小限。
最初に数種類の薬を入れるのに30分ほどかかると言われて、暫くすると抗アレルギー剤のせいで眠くなってきた。


少しうたた寝をした後、パクリタキセルの投薬。ここで薬にアレルギーが出るかどうかが分かる。投薬が始まってすぐに、手足にピリピリする感じが始まったが、痛みは無い。
それ以外は特に反応は無さそう。


投薬中、殆ど1時間おき位にトイレに行った。自分で点滴の電源を抜いて、点滴の塔をガラガラと引いてトイレまで。
食事はサンドイッチが数種類用意されているようだったけど、正直あまり美味しそうでは無かったので、一応貰ったけど、ジュースだけを飲んだ。
梅干しのお握り(娘が作って持たせてくれた)を持参して大正解🍙🍙。これからもそうしよう。


この癌センターでは、投薬中、マッサージセラピーを無料で頼むことが出来るとのこと。マッサージ、大好きなので絶対に頼もうと決めていた💕
看護婦さんにお願いしたらすぐに呼んでくれた。手か足か肩のみだと言うので、足をお願いした。正味10分程のマッサージだったけれど、気持ちよかった~~。


3時間のパクリタキセルが終わって、次はカルボプラチン。これも長くかかるのかと思いきや、これは30分だけらしいので、なのでこの時点で夫に連絡しておいた。


カルボプラチンが始まって、胸に痛みと言うか、胸の中央の所に何か詰まった様な感じを覚え始めた。なぜかちょっと不安だったのでとりあえずローラに伝えてみたが、大丈夫だろうと言われた。カルボプラチンはすぐに終わり、これで1回目の投薬、最初に少々のトラブルはあったものの、無事に終わったぞ~~🥴

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